【2023年】大学職員の夏ボーナス支給額について

 

 

2022年度も終わりを迎え、あっという間に2023年度になりました。本学も新入生の入学者数が固まり、ようやく入試が終わったなと実感しているところです。4月は年度末の決算を迎えるにあたって、大学だけでなく各企業やさまざまな法人で大きくお金が動きます。本学も入試手当の話題が出ておりますが、それよりもやっぱり

 

6月の夏ボーナス

 

そろそろ気になりますよね。

 

本記事は筆者が勤める大学で支給予定の、2023年6月の夏ボーナス支給額を解説したいと思います。

 

⭐️2023年6月30日に無事夏ボーナスが支給されました

支給額などの詳細はこちらの記事をご参照ください。

 

⭐️本ブログのデザインは上記【THE THOR】を使用しています。

 

2023年夏ボーナスは2.20ヶ月分でほぼ確定

 

以前より記事にしておりますが、本学の給与規定は国家公務員に準拠しています。

詳しくはこちら

 

そしてそんな国家公務員の給与規定は人事院の給与勧告に委ねられています。そんな人事院勧告、ボーナス支給額を

 

基本給の.40ヶ月/年

 

とする旨を2022年8月に発表しています。毎年7月?8月?頃にボーナス支給額を含めた給与規定の見直しが行われますが、それらの見直しは6月以降に行われることがほとんです。つまり、見直しが行われる前である2023年6月の夏ボーナスはすでに発表されている4.40ヶ月/年の半期分、つまり

 

2.20ヶ月分でほぼ確定

 

と考えられます。

 

※人事院勧告にて6月以降に調整が入れば、当然12月のボーナスに影響が出ます。

 

2023年夏ボーナス支給額の概算

 

ありがたいことに、1月に定期昇給があり基本給がベースアップしています。

詳しくはこちら

 

そこから手当を含めた(本学はボーナス支給計算に手当が含まれます)基本給で計算すると、およそ

 

658,000円(額面)/上期

※30代半ば 男性

 

くらいになると考えられます。2022年の支給額と比べると、微々たる金額ではありますが若干上昇しています。定期昇給のおかげですね。

 

 

前年度のボーナス記事は以下

2022年 夏ボーナス記事こちら

2022年 冬ボーナス記事こちら

全国各大学のボーナス支給額見通し

 

大学数や学生数が圧倒的に多い私立大学のうち、実際に入学した学生が定員に満たなかった大学が2022年には約半数の47.5%と過去最高を記録。しかも充足率が80%未満の大学が19.4%で、前年の14.2%から大幅に上昇しており、多くの私大はすでに学生確保に苦しんでいるようです。

※引用:東洋経済ONLINE

 

国立大学は元国家公務員という背景から、国家公務員に準拠した給与規定となっている傾向があります。

※詳しくはこちらの記事を参照。

そのため、学生数の減少に伴う学納金収入が多少下がっても、国家公務員同様のボーナス支給額を引き続き見込めるのではないかと思います。とはいえ平成16年に国立大学は法人化しており、経営状況の悪化が続けばこの安定的な規定も覆る可能性が十分に考えられます。

 

私立大学は独自の給与規定を定めている大学も多く、ボーナスは経営状況によって調整が可能です。学生が確保出来ない(学生数が減少している)私立大学は今後、ボーナス支給額を下げざるを得なくなることが予想されます。

 

現に、2023年4月の大学求人を拝見すると、ボーナス支給月数(基本給の何ヶ月分か)を伏せている私立大学が増えているように感じます。筆者が転職活動を始めた2年前は大々的に5ヶ月5.7ヶ月6ヶ月など、ボーナス支給月数をオープンにした求人が多く魅力に溢れていましたが、今ではあまり見かけません。昨今の大学求人は、まるで経営状況を映しだす鏡のように感じています。

 

大学は学生が納める学納金収入がもっとも重要な収入源です。その学生が確保できなくなると、教職員のボーナスだけでなくその他手当などが見直され始めるのではないでしょうか。

 

私立大学よりも国立大学のほうが年収が高くなる日が近い!?

 

以前の記事で、国立大学職員よりも私立大学職員のほうが給与が高いとお話ししましたが、逆転する日が近いと感じます。国立大学は突出した高給というわけではありませんが、やはり安定感があります。

 

私立大学はどうでしょうか、前述したように求人の募集要項に寂しさが目立ち始めています。大きな私立大学は定員数も高めに設定されており、数%学生が減るだけで大きな収入減です。まさに、人気のない学部、学科、大学は淘汰され始めている傾向です。もちろん、人気の私立大学は高待遇を維持しています。学生が確保できる私立大学、減少している私立大学とで2極化が進んでいるように思います。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。隠れた人気職として一時期話題にもなった大学職員ですが、18歳人口減少の波をもろに受け始め、その経営も陰りが見え始めています。ですが、2回転職を経験してきた筆者としては、ようやく大学も一般企業等と同様に売り上げを意識した「至極当たり前」の状況となったのではないかと思います。

 

これまでは大学のネームバリューさえあれば学生は受験してくれますし、学生が入学してくれれば学納金収入が安定的に4年間入ってきました。大学職員に求められているものは、今まさにこの状況を打破する改革ではないかと思います。

 

本記事では少し大学職員のマイナスな面をお話ししましたが、それでも学生の就労支援や教育現場というのはやりがいがあり日々仕事をしていてとても楽しいです。これは間違いありません。

 

教育という分野を盛り上げてみたい!そう思ってくれた本記事の読者様はもう立派な大学職員です。ぜひ一緒に大学という歴史ある教育現場を改革していきましょう!

 

⭐️2023年6月30日に無事夏ボーナスが支給されました

支給額などの詳細はこちらの記事をご参照ください。

 

大学職員を目指す方の参考になれば幸いです。

 

⭐️大学職員に転職する際で活用した求人サイトは以下

 



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