とある私立大学に30代半ばで転職し、現在大学職員として日々学生のサポートや学校法人運営に従事しています。もともとIT企業から医療機関に転職しており、医療事務として勤務していた時にはまさか自分が大学職員になる日が来るとは思ってもいませんでした。
進む少子高齢化の中で、大学は学生の獲得が非常に厳しい状況下に置かれています。それでも学歴社会の日本にとって「大学」という存在は非常に大きく必要不可欠です。待遇や働きやすさから非常に人気の職種となっており、採用倍率も非常に高くなっております。
これから綴る体験記は、病院の医療事務から採用人事課へ異動したことで応募者との出会いを通じてさまざまな経験と想いを経て、大学職員になるまでの記録です。これから大学職員を目指す方の一つの参考になれば幸いです。
⭐️本ブログのデザインは上記【THE THOR】を使用しています。
面接でもPRした大学職員を目指すきっかけ
別記事で詳細なお話をさせていただいておりますが、僕は病院の採用人事課で看護師やコメディカル、事務職員等の採用を担当していました。いろいろな世代の応募者と出会う中で、自分自身も相手のキャリアを理解する必要性を感じ
「国家資格キャリアコンサルタント」
を取得。その後、資格を活かすべく採用人事課で業務をこなすも、面接や職員面談などの重要な役割や経験を得ることが出来ず転職を決意します。
転職活動を始める際に、今と同様に医療機関で採用人事をしたいのか、はたまた就職や転職を支援する立場になりたいのか考えた時に後者を選択しました。スペシャリストとしての経験を確実に積みたいと思ったからです。
支援する側に就きたいと決めてから、さて、どこへ転職すべきかと考えた際に人材紹介会社か大学に転職先を絞りました。どちらも支援という面では非常にやりがいと感じるであろうことと、対人を通じて自分自身の考え方や接し方をより一層磨きをかけられる業務内容であると感じたからです。そしてここでも後者を選択しています。採用人事課での経験上、指導が必要だと感じるのは圧倒的に「新卒」だったからです。書類の完成度から、来訪時の立ち振る舞いまで、就職活動をする学生と社会人経験のある転職者とでは明らかに違います。
そのため、大学できちんと学生に指導する立場にありたいと思い、大学職員になるべく転職活動を行いました。
すでに転職活動を経験されているかたは承知のことと想いますが、面接では
「なぜこの業界に進むことを選択したのか」
という質問が必ず来ます。大学職員の応募者は非常に多いので、この基本的な質問に回答出来ないと他の応募者が優先されること間違い無いです。しっかりとここは押さえて、今までの経験から何故大学で働きたいのかという理由を必ず明確にすることが重要になります。
大学求人を多く扱う求人サイトとは!?
病院勤務8年目にして転職活動を開始。大学の求人を探すことから始めるも、
求人少ないな…
時期的なものは当然あると思いますが、そもそも大学職員関連の求人が全然ありませんでした。大学職員の場合、前述した待遇や働きやすさから非常に人気の職種です。求人を掲載するとあっという間に応募が殺到するため、すぐに求人を下げることが多いそうです。応募者を絞る目的で非公開求人とする大学も多いという情報もありました。
そこで僕がまず初めにしたことは
・リクナビNEXT
・マイナビ転職
・doda
・en転職
・パソナ
に登録し、同時にエージェントの申し込みを行いました。この時は仕事を継続しておりましたので、並行して転職活動が難しい時期でした。なのでエージェントに通常求人と非公開求人の探索をお願いした感じです。
en転職とパソナですが、大学職員の求人があるにはありましたが非常に少なかったです。エージェントとも話しましたがどちらも扱っている求人に大学が少ないことは自覚しているようで
「お役に立てないかも」
というお話を早々にいただきました。下手に期待させるよりも全然納得のいく説明でしたので全く気にしませんでしたが、エージェントの担当者はとてもきちんとしていて2つとも…良い会社だなと想いました。
※実は昔、enとパソナには転職したいと思ってエントリーしたことがありますが見事にエントリーシートで不採用でした(笑)年齢制限か!?チキショー!
早々に大手のen転職とパソナが望み薄となり、残るリクナビNEXT、マイナビ転職、パソナを中心に活動を始めることになったのです。どれかしらのエージェントには登録しておいた方が絶対に良いと思います。エージェントに登録しておくと、大学の新規求人が掲載されたときにメール等で知らせてくれますので、仕事をしながら転職活動する方については絶対に登録をお勧めします。
※リクナビNEXTはやっぱり求人も多かったです。ここにはとてもお世話になりました。
※マイナビエージェントも登録しました。マイナビは求人数がリクナビNEXTと同じくらい多く、エージェントに登録しておくと結構な頻度で連絡してくれるので在職中はとても助かりました。
最初に応募した大学で意外にも!?
ついに30代半ばで再度転職活動をすることとなりました。求人サイトやエージェントで本格的に探し始める前に、一度訪問した大学の求人を確認してみようと思い立ちました。
なんせ採用担当でしたので、専門学校や大学訪問は毎年定期的に行って新卒者の情報を得ていましたし、顔見知りの学校職員さんにお願いしてコネとか使えれば一発ワンチャンあるんじゃないかと悪いことばかり考えていました。
さて、リスト化した自分の名刺リストを確認。いざ一件一件大学ホームページの採用情報を確認していくも、やはり募集が少ない。エージェントにも確認をとったのですが、大学職員は際立って目立つ職種ではないものの隠れた人気職として有名であり、求人が出ても応募者多数(または採用者決定)で求人を取り下げるスピードが早いとのことでした。加えて採用人数枠が少ないことも要因としてあるそうです。
なので運とタイミングも重要であると、この時理解しました。要は欠員で大学側が募集するタイミングを見逃さずにエントリーが重要ということになります。
少ないながらも、1件ほど大学職員を募集している私立A大学を名刺から発見しました。
早速A大学に履歴書と職務経歴書を郵送。
後日、な、なんと一次選考のご案内がメールで届くのです。
つづく
※体験談続編は右上menu「大学職員 転職体験談」に掲載中です。
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