薬剤師向け転職サイト3選!病院採用人事がおすすめします

 

  

病院採用人事として薬剤師の募集や求人、紹介会社と長年やりとりをしてきました。薬剤師は需要があるので比較的容易に転職が可能ですが、入ったあとのミスマッチを感じやすい職種とも言われています。

 

本記事では、薬剤師の転職に特化しているおすすめの転職サイト3選ご紹介します。薬剤師として転職を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。

 

 

⭐️本ブログのデザインは上記【THE THOR】を使用しています。

 

 

薬剤師が転職を考える理由とは?

 

転職サイトをご紹介する前に、薬剤師が転職を考える理由をいくつかご紹介いたします。下記に紹介するものは、転職エージェントのアンケートや、僕が勤務していた病院で退職した薬剤師にとったアンケートを元にリスト化してみました。

 

  • 病院(病棟薬剤師)は給料が低いため
  • 病院(病棟薬剤師)になりたいため
  • 調剤薬局やドラッグストアは薬剤師としての業務のほかに事務作業も多いため
  • スキルアップのために色々な分野にチャレンジしたいため
  • 給料を増やしたいため
  • 閉鎖的な空間による人間関係のストレスのため

 

このような理由が挙げられます。

理由としてTOPに上がるのは「給料」に関する内容です。

 

薬剤師になるためには6年制の薬科大学を卒業し国家試験に合格する必要がありますが、実はこの薬科大学というのは学費が高額で、奨学金を借りる学生が非常に多いのが特徴です。奨学金は聞こえはいいですが、要するに借金です。借金は早めに返したいという安定志向の日本人もまた非常に多く存在します。そのため、薬剤師にとって給料とは就職先を決めるにあたって優先順位を高くせざるを得ません。

 

僕が勤めていた病院薬剤師の平均年収は500万円をオーバーしていました。これは日本の平均年収よりも高い金額なのですが、調剤薬局やドラッグストアの平均年収はそれよりも非常に高く設定されており、600万円以上の求人を多く見かけます。そのため、病院薬剤師を退職して給料の高い調剤薬局やドラッグストアに転職する薬剤師が非常に多い傾向にありました。

 

病院の売上が”診療報酬”によって左右されるのに対し、ドラッグストアは調剤に関する診療報酬に依存せずとも利益を出すことが出来るため、同じ薬剤師でも給与差が生まれます。調剤薬局も規模が大きいところは信頼性があり、いわゆる大手になると安定した高収入を維持できます。看護師ですと在籍しているだけで診療報酬が発生する施設基準がありますが、薬剤師はほとんど診療報酬が発生しません。つまり病院に薬剤師がいればいるほど人件費が発生します。6年制大学を卒業している薬剤師よりも、専門学校を卒業している看護師のほうが給料が高いという病院が多いのはこういったカラクリがあるからです。

 

逆に、調剤薬局やドラッグストアから病院薬剤師を希望して転職をされる方も少なくありません。前者の場合薬剤師業務の他にも事務的な業務が多く、病院薬剤師と比較してキャリアアップしにくいと言われています。逆に病院薬剤師の場合は医師や看護師、他コメディカルや診療報酬を扱う医療事務員とほぼ毎日関わりがあるため、幅広い業務を習得することが可能でやりがいを感じることが多いようです。

 

調剤薬局やドラッグストアに比べて給与は低いものの、知識の研鑽ややりがいがある病院。病院と比較して給与は高いものの、知識の研鑽ややりがいという面ではやや不安がある調剤薬局とドラッグストア。その2点で悩む薬剤師を多く見てきました。

 

薬剤師向けおすすめ転職サイト3選

 

⭐️薬キャリエージェント


エムスリーキャリア株式会社が運営する「薬キャリエージェント」です。設立は2009年と、まだ若い会社ですが売上高は順調に推移しており、2021年度時点で140億円の売上高を記録しています。

 

エムスリーキャリアは医師と薬剤師の紹介に特化しており、幅広いジャンルを扱う紹介会社と比較しても専門性が非常に優れています。薬剤師に関しては年間20,000人以上が薬キャリエージェントを利用して転職活動に成功しています。

 

エージェントと数え切れないほど打ち合わせ等いたしましたが、紹介される薬剤師はどれも細かいヒアリングを行なっていたのが特徴です。薬剤師の長所を引き出すことに長けているため、安心して転職先を任せられるのではないでしょうか。

 

 

⭐️ファルマスタッフ


次に株式会社メディカルリソースが運営する「ファルマスタッフ」です。今でこそ医師、看護師の紹介事業もおこなっていますが、元々は薬剤師の人材紹介会社として設立されており信頼度が非常に高い会社です。

 

薬剤師に選ばれる転職サイトNo .1にも選ばれており、扱っている求人数も非常に多いのが特徴です。学生・転職者からすると選択肢が多くなるため転職の幅が他転職サイトと比較してもダントツで広がります。

 

アプリでの情報収集はもちろん、自宅からスマホで気軽に参加できる転職相談会も行なわれており、就職活動や転職活動になかなか踏み切れない方も気軽に使用できるサービスが充実しています。

 

もちろん、僕がいた病院でも何度かやりとりをさせていただきましたが、昨今の就職事情に関する情報や学生・転職活動者の動きなどを随時共有していただき、新卒採用の説明会ではとても参考になりました。紹介していただく薬剤師さんも、エントリーシートが非常にわかりやすく優秀さが際立つようアピールしていました。安心してお任せできるエージェントさんが非常に多いと思います。

 

 

 

⭐️マイナビ薬剤師


最後が「マイナビ薬剤師」です。言わずと知れた株式会社マイナビが運営する求人サイトですね。マイナビは薬剤師はもちろん、医師や看護師、コメディカルまで幅広く手がけており、大手人材・広告企業です。

 

薬キャリエージェントやファルマスタッフと比較して特化力に劣ると思われるかもしれませんが、そこはやはり大手の強みがあります。僕が勤めていた田舎の病院であってもしっかり営業連絡してくれていましたし、薬剤師の紹介も細かい情報を提供してくれています。

 

扱う求人数も非常に多く、薬剤師の登録者数も多いのですが、マイナビ薬剤師で一番特徴的と感じたのは

全国15拠点でサービスを展開しており、不慣れな土地や田舎でもしっかりサポートしてくれます。全国的に

安定した求人を扱えるのはやはり大手の強みと言えます。

 

転職サイト3選に共通していること

 

上記3選には共通する特徴があります。

 

  • 履歴書、職務経歴書の添削サービス
  • 面接対策
  • 面接同行
  • 多数の求人紹介・面談等によるサポート体制

 

この4点は他求人サイトでも当然備わっているサービスの1つですが、その中身…つまりどれだけ親身になって対応してくれるのかは各求人サイトで大きく異なります。

 

僕が選んだ3選は、採用担当をしていて誠実さを強く感じました。求職者との信頼関係が垣間見える一面も見れたことがあります。サービスはどれをとっても豊富で充実しているので安心して利用できるのではないでしょうか。

 

いかがでしたでしょうか。

 

求人サイトって本当に多種多様でどれを選んでいいのか迷いますよね。これから薬剤師になる方、薬剤師として転職活動をする方は、少なくとも今回の3つの求人サイトを登録すれば最低限の情報は得られると思います。

 

これから新しい職場で活躍する薬剤師皆様の参考になれば幸いです。

 

 

 

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