大学職員に転職する際、持っていると有利な資格1選!!

 

学校法人で働くならお金がどんなふうに動くのか知っておくといいよ。簿記、勉強してみようか。

 

大学職員としてスタートした勤務初日。放たれた事務局長のありがたいお言葉は

簿記勉強してね

でした。

 

⭐️本ブログのデザインは上記【THE THOR】を使用しています。

 

 

簿記は全企業・法人で活用可能な万能資格

 

ほぼ全ての企業や法人で共通している業務があります。それは「決算」です。決算とは主に年度末や年末に、年間の収益や支出などをまとめた書類を精査することであり、この精査された書類のことを決算書(財務諸表)と呼びます。納税額の確定、株主総会へ決算書の提出のためには決算処理が必要です。企業ごとの財務状態や経営状況を把握するために重要な業務になるわけですが、この決算処理に伴い最低限必要な知識に「簿記」があります。

 

簿記とは日々決められたルールのもとにお金の流れを記帳することです。そんな簿記の知識は、身につけることによりお金の動きを認識することが可能となり、経営状況の把握に一役買います。前述した決算処理に有効な知識となるため、ほぼ全ての企業・法人で活用が可能な万能資格です。

 

学校法人会計においても同様に簿記の知識は有効です。かくいう筆者も、転職初日に簿記を学ぶよう話がありました。学校法人での仕事は経験がなかったため、どのようなお金が動いているかをまず知ってほしいという背景があっての発言だったと後になってわかったことですが、大学職員に必要な知識として簿記は保有していると有利に働くということも同時に知りました。

 

一般企業の会計と学校法人会計基準とでは決算の中身が若干異なってきますが、簿記の知識があればどちらであっても柔軟に対応することが可能です。管理職クラスになると大学全体の収支や各課の予算立てするにあたり、貸借対照表や損益計算書(収支計算書)を読めるだけの知識は必要不可欠になりますので知識や資格があればそれだけで管理職候補になることもあります。

 

簿記を保有することのメリット

 

1.転職に有利

 ”企業が求める資格ランキングで常にTOPに君臨するのが簿記資格であるため、間違いなく転職に有利です。学校法人のみならず、どのような企業にも決算業務がありますので簿記の知識を保有している人材は採用する側にとっても魅力的です。お金の動きを理解出来るということは大きなビジネススキルになります。加えて、大学職員のようにローテーションで異動が発生するような職業の場合は、管理職に必要なスキルとも言われています。

 

2.キャリアアップに有利

 財政状況を見極めた上で適切に予算立て、企画立案、実行できるのが管理職です。簿記の保有は管理職へのステップアップにも最低限必要な知識となります。簿記は経理業務に関する基礎的な知識を理解することができるため、多くの企業では管理職の募集に簿記を応募条件にする(または資格保有者を優遇)ほど重要度の高い知識になります。

主に監査法人、税理士法人、各企業・法人の経理課

等の、比較的年収が高めの環境で活躍が期待できます。

 

残念ながら決算書(財務諸表)を理解していない管理職が一定数います。筆者の大学では冬頃に次年度の予算を各課からヒアリングしますが、大学側の財政状況を理解しないまま予算立てしている管理職がおり、学長、理事長から非常に厳しい指摘を受ける場面がありました。繰り返しになりますが、簿記は管理職へのステップアップに必須な知識になることは間違いないでしょう。

 

3.他資格のステップアップに最適な資格

 簿記は会計士や税理士といった難関資格のベースとも言える知識を学習するため、他資格のステップアップにも重要な役割を果たします。後述しますが、簿記の合格率は比較的高め(3級までは)です。短い勉強時間で重要な知識を得られ、さらに自身のステータスにもなるため取り敢えず簿記を勉強するという人も一定数いたりします。

 

4.簿記3級までは取得が比較的容易

 簿記は3級で概ね50%程の合格率となっています。2人に1人が受かっているような感じですね。3級程度では表面上評価されにくい面もありますが、得られる知識は非常に有用なものばかりです。

 2級になると合格率は大きく低下します。2022年の試験では17〜27%程と、かなり難易度が高いことがわかります。それだけに、2級を取得すると自身の付加価値が大きく向上します。特に前述した1、2の転職やキャリアアップに直結すると言えるでしょう。

 

筆者の保有資格は何級?どれくらいの勉強時間で取得できた?

 

筆者は現在、簿記3級を保有しています。2021年の12月頭から勉強を始めて、翌年2月の試験に合格しました。勉強時間は1日1.5時間くらい、仕事で疲れた時はDVDで見るだけ学習の時もありました。勉強期間約3ヶ月程度の短期間ではありますが問題なく取得できています。わかりやすい参考書で効率よく勉強すれば、比較的取りやすいのが簿記3級と思います。

 

使用した参考書は「スッキリわかる日商簿記3級」というタイトルの参考書で、他参考書は一切使用していません。本当にこれ一冊です。あとは同じ出版元のTACからDVDを購入しています。仕事をしながら勉強する必要がある方は絶対にDVDがおすすめです!流し見るだけでも割と理解できます。筆者は仕事明けで疲れた日はもっぱらDVDで勉強していました。参考までに以下リンクを貼っておきます。

 

⭐️スッキリわかる日商簿記3級 ※参考書

 

⭐️スッキリわかる日商簿記3級 ※DVD

 

まとめ

 

簿記は全ての企業・法人で活用可能な万能資格

キャリアアップ・転職に有利

難関資格の元となる知識を学ぶことが可能

3級までは比較的容易に取得が可能にも関わらず需要度は非常に高い

 

簿記の隠れた魅力がお分かりいただけたのではないでしょうか。3級程度であっても経理に関する最低限の知識を学ぶことができるのが魅力です。且つ3級までは取得も比較的容易であるため、得られるものは非常に大きいと考えます。

 

大学毎で当然異なりますが、転職サイトにおける大学職員の求人を拝見するに、応募資格は”大卒資格”と”年齢制限”くらいです。あとは未経験でも無資格でも基本的には応募が可能です。大学側の狙いは応募入口を広くしておくことで増えた応募者の中から厳選するというところにありますが、他応募者と差をつけるのであれば簿記が有利に働きます。

 

”経理課”だけは簿記の知識がないと務まらないからです

 

学生課、教務課、入試広報課などの大学を代表する課に必要資格はあまりありませんが、経理課だけは別です。簿記を学ばないと決算処理で大抵つまづきますし、大学理事や会計士、税理士とやりとりができません。よって、簿記資格があるかないかで書類選考の通過率は変わってくると思います。それだけ簿記は大学職員に必要な知識です。あると絶対に有利です。

 

大学職員に絶対になりたい!という方は隙間時間で簿記を学んでみてはいかがでしょうか。少なくとも筆者の大学に勤務している事務局長は簿記保有者を優遇しています。

 

大学職員を目指す方の参考になれば幸いです。

 

※本ブログでは、転職したい方、医療事務・病院事務・大学職員を目指す方を応援しています。キャリアコンサルタントとして色々とお話しできることもあるかもしれませんので、悩みがある方はTwitterのDMでいつでもご相談ください。

 

⭐️大学職員転職時に活用した求人サイトは以下

 



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