30代で大学職員に転職を目指した理由と感想

 

のけです。僕は4年生大学卒業後にIT企業へ就職し、5年勤務後に医療機関へ転職。そこから8年後に大学職員へと転職いたしました。

 

今回は僕が大学職員を目指した理由をお伝えしていきたいと思います。

 

 

⭐️本ブログのデザインは上記【THE THOR】を使用しています。

 

 

きっかけは医療機関で採用人事を経験したこと

 

僕の前職は医療機関の事務でした。無謀にも未経験ながら医療事務への転職に挑戦し見事に採用を勝ち取ったわけですけれども、5年程医療事務で勤務したのちに人事採用課に異動することになりました。

 

医療事務の業務に不満があったのかと言われると、まぁありました(笑)一般企業出身の僕にとって、医療という専門職・業務は肌に合わなかったのかもしれません。理解ある人と業務改善に励むこともありましたが、長年働いているおつぼ…じゃなくて上司は新しいやり方を嫌う傾向があり、業務改善という言葉が通じませんでした。

 

他にもありますが、そんなこんなで医療事務に嫌気が差し始めていた頃、院内公募で人事採用課の募集がありました。その時は今の環境から抜け出したいと思って応募しましたが、これが後に大学職員をきっかけとなったのです。

 

国家資格キャリアコンサルタントを取得

 

無事に公募審査が通り、晴れて人事採用課に異動が決まり業務を開始しましたが、またしてもここで異常な現場に遭遇します。人事採用課では主に求人であったり、採用した方のメンタル面でのフォロー、学校訪問などを中心に行なっているのですが、課の課長、主任、課員の誰も専門的な資格を持っていないのです。

 

言い方が悪いと素人が採用に関して医師やコメディカルに口出しし、採用者のメンタルフォローなども行なっている状況でした。専門的な研修を受けているわけではなく、なんとなくで業務を行なっているところがあり、仕事の内容を教わっても

 

「本当にそうなの?」

 

ということが非常に多かったです。

 

下がらない離職率、下がり続ける勤続年数、定着しない中堅職員、減り続ける新卒採用、問題は山積みでした。優秀な人材を確保し定着させ、精神的なモチベーション低下をいち早く察知してフォローするためにはそれ相応の知識が必要であると感じ、たどり着いたのが国家資格キャリアコンサルタントでした。

 

国家資格さえ理解されなかった苦しい思い

 

半年間ほど通学でキャリアについて学び、無事に筆記と実技をクリアして国家資格キャリアコンサルタントを取得。学んだことを課内で共有し本格的に現場の問題に取り掛かろうと本腰を入れ始めた頃、上司に呼び出されました。

 

「あなたには経験がないからうちの課の中心的な役割は任せられない」

 

今でも覚えているこの言葉。この時カッとなった意識を落ち着かせるのに必死でした。

 

経験はやらなきゃ積めない。知識は学ばなければ身につかない。僕は後者を身につけ、これから経験を積みたいと思っていた矢先の発言に

 

(自分は資格も知識もなければ、研修すら受けてないくせに…)

 

と、どーしても思ってしまうのです。なんでお互い協力しあって良くしていこうと思わないのかなと…もう疲れてしまって。あーこれが医療機関か、一般企業と違って働きづらいな…と感じてしまい退職を意識するようになったのがこの時です。

 

キャリアコンサルタントとして誰かの支援をしたいと再認識

 

上司の発言ですっかりやる気を無くしてしまったわけですが、せっかく取得した国家資格。生かさない手はないと思いました。

 

幸いにも、一部の医師や事務長は資格を持つ僕に履歴書の書類チェックをさせるべきと仰ってくれて、書類選考だけは僕が中心となって行なっていました。

 

応募書類を1日に何通も見ていて感じたことは、書類に不十分な点が多く見られること。学生も社会人も

 

「ここをこうすればもっと良くなるのに!」

「この経験・エピソードをもっと掘り下げて書けばいいのに!」

「なぜここを省略してしまったんだ!(笑)」

 

といった点がとても多く、もったいないな〜と思うことがありました。

 

そしてこの時気がついたのです。何十枚にもなる応募書類に毎日目を通していても飽きないこと、書類を通じて応募者のキャリアが見えるようになったこと、履歴書の書き方を指導したいと思ったこと、そしてたどり着いたのが

 

就職や転職で悩む人の支援をしたい!

 

ということでした。

 

大学生の支援をしたいと思い大学職員へ

 

就労支援がしたいと感じるようになり転職活動を始めましたが、当初は大学職員の他にも人材紹介会社に転職することも考えていました。

 

人事採用課での経験上、社会人としてのマナーや面接力、書類の完成度が低いのは学生です。学生の未来が決まる最初の就職活動に一助となりたいと思い、最終的には大学職員に絞って転職を決意いたしました。

 

大学職員の求人は色々な求人媒体で掲載されておりますが、一番多かったのがリクナビNEXTでしたので基本的にはリクナビNEXTで転職活動をしました。実際に採用に至った大学も、リクナビNEXTでの応募で決まりました。

 

予想よりも高かった大学職員の採用倍率

 

実際に転職活動してみての実績ですが、結論からお伝えすると

 

応募数:8大学

書類通過:4大学

一次選考通過:2大学

二次選考通過;1大学

内定:1大学

 

という結果となりました。ご覧の通り書類選考通過率は25%と極めて低く、書類の段階で絞られていることが明確です。前回の転職活動でほとんど書類選考を突破していた僕の応募書類は大学の採用では全く通じず、ことごとく落とされました。

 

それもそのはず。一次選考を通過した2大学のうち、1大学は160人も応募があり一次選考に進めたのは60人(通過率37.5%)ほど、もう1大学は52人も応募があり一次選考に進めたのは10名(19.2%)ほどという極めて狭き門だったからです。

大学の採用試験って、何故か応募者数を面接の冒頭で教えてくれます。謎ですが。

 

書類の完成度や面接力だけでなく、大学が求める人材と保有する経験等が大きく左右されるので、大学職員になるのは運要素が非常に大きいのではないかと思います。

 

僕の場合は求めていた人材と僕の経験がマッチしたため採用に至ったとのことでした(ちなみに採用人事としての経験ではありませんでした)。運良くマッチした大学と巡り合うことができましたが、マッチしたとしても応募者数というライバルが非常に多いのが大学職員。これから転職を目指す方は根気強く!諦めずに活動を続けることが大事なのではないかと思います。

 

大学職員になった感想

 

いかがでしたでしょうか。情報系大学卒業後にIT企業に就職し、IT化の進む医療にチャレンジ、医療に加え採用人事の経験を経てキャリアコンサルタント資格を取得、支援の幅を広げたく大学職員へ転職。といったように1つとして無駄な経験はしなかったなと僕個人としては思っています。

 

こういった経歴や経緯を面接で話すと、イメージしていただきやすいと思います。

 

大学職員になった感想としては、夏休みも多いですし、仕事にやりがいも感じているので非常に満足しています。

 

今後、転職体験記なるものを作成してアップしていきたいと思います。

大学職員を目指す方の参考になれば幸いです。

 

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