2022卒 新卒看護師の採用について現役病院人事より

  • 2021年3月26日
  • 2022年8月15日
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2021年4月が近づいてまいりました。看護師国家試験合格のみなさま、ご卒業と国試合格おめでとうございます。これから新卒看護師として病院やクリニック、他医療機関にお勤めされることと思います。まだ内定が決まっていない方も、焦らずに就職活動しましょう。看護師の需要はとても高いです!

 

さて、年度末(毎年3月末)になると人事採用課はすでに2022年卒の採用準備に取り掛かっています。専門学生2年制、または看護大学3年制はすでに就職活動に意識が向き始めているのではないでしょうか。2020年はコロナの影響もあり、web説明会やweb面接がとても話題になりましたね。かくいう当院も、面接は対面ですが、自前の説明会はwebに切り替えております。本記事では、看護学生っていつぐらいに就職活動すればいいの!?にお応えしようと思います。

 

ズバリ、看護学生の就職活動はいつから始めるべき!?

 

看護学生の就職活動は年々早くなっています、専門学校2年生、または看護大学3年生の春には説明会に参加する方も最近では多く見かけます、

 

ずばり就職活動は専門学生なら2年生の夏、看護大学生なら3年生の夏に就職活動を開始しましょう。

 

具体的には夏までに希望の病院を絞り、夏休み中に説明会に参加。翌年春に選考試験に挑み内定という流れがベストと思います。中には春ではなく、冬の12月や年明け1月には新卒の採用試験情報を載せる病院もありますので、夏にしっかり病院を絞っておけば間に合わないということは絶対にないと思います。

 

ちなみに、うちの病院も2021卒の採用情報は2019年12月には掲載しています(早っ笑)。春に病院研究、夏に説明会・インターンシップ参加、冬に応募エントリー、翌春に面接試験、内定と覚えておきましょう、とにかく夏は積極的に説明会に参加しましょう。

 

面接や筆記試験対策って何をすれば良い!?

 

面接や筆記試験・適性検査は正直、各医療機関毎で異なるため一概に「これが正解!」というものはありません。が、参考にうちが重視している点をお伝えします。

 

1.志望動機がはっきりしている。

 面接をすると、「あ、この子なんとなく面接に来てるな」とか「うちは第二希望くらいかな?」くらい病院研究していないと感じる学生がいます。その病院で何を経験したいか、説明会に参加した場合はそのとき何を感じたか、看護師を志したエピソード、の3点くらいはスラスラと話せるようにしておきたいところです。しっかり準備されている学生がほとんどですので、上記がはっきり伝えられないと悪いところがとても目立ちます。志望動機はしっかり抑えましょう。

 

2.コミュニケーション能力が平均以上

 説明会で非常に無愛想な学生がいましたが、応募して面接をした時も無愛想で「受かる気あるのか?」というくらいコミュニケーションが取れない方が少なからずいます。看護師は医師、師長、主任、先輩、後輩、コメディカル、事務、そして患者さまといった、ほぼ全ての職種と関わります。うちの病院では、面接時にコミュニケーションがとれなさそうな場合は、お断りするケースがあったりします。面接で緊張するとうまく受け答えできないことってありますよね。なので面接って本当に大事です。緊張しがちな方は、可能であれば進路指導の先生やご友人の方と練習したりすると良いかもしれませんね。

  

3.自分の短所をきちんと把握していること

 自己分析って皆さん面倒かもしれませんが、自分の短所を把握しておくと強みになります。前述したコミュニケーションですが、例えばこれが苦手であっても良いのです。苦手なものを今どのように克服しようとしているかが重要になります。面接で長所と短所を聞かれたら、どちらかというと短所をきちんとお話したほうが良いと思います。その短所を今どのように感じているか、どう改善しようとしているか、結果どうなったか、その結果から仕事にどう影響を与えるのかというところをしっかり抑えておくと面接官としては「自分の弱いところを認識し、改善意識がある」というプラス評価します。面接では、ただ長所短所を聞いているわけではなく、その中身が知りたいという面接官の心情をきちんと理解して挑みましょう。

 

4.筆記試験・作文・適性検査

 当院では看護局長の以降で新しく適性検査を外注して実施しています。これは面接では読めなかった応募学生の性格面を耳定めるのを目的としています。大体の病院は筆記と適性検査を行なっていると思いますが、当院では作文と適性検査のみです。筆記試験って・・・正直必要ないと思っています。国試を受ける現役の学生さんですし、国試受かるって本当にすごいことなので。あえて筆記試験させる意味が僕には見出せないかなと(実施している病院様ごめんなさい)。ですが適性検査は重要だと思います。当院では適性検査を外注して行なっています。新卒の退職が続いた年があり、面接では見極められなかった性格や心理面を適性検査でしっかり見ようというのが目的です。こればかりは準備のしようがないと思いますので、応募した病院の適正があるか祈りましょう。

 

説明会とインターンシップって必ず参加したほうが良い?

 

結論から言うと、必ず参加しなければならないということはありません。どちらにも参加していなくても、当院ではしっかり面接で見極めて採用しています。一部の専門学校では、進路指導の先生が「説明会⇨インターン⇨面接」がセオリーのようなアドバイスをするケースもあるようですが、うちは全く関係ありませんし、他の病院もそれで優位を決めるとは考えにくいです。

 

説明会やインターンシップは、あくまで病院と学生のミスマッチを防ぐためのものです。病院の特性と、学生の希望がマッチングしなければ結果的に早期退職につながってしまいます。説明会に参加したから、面接は有利ですよなんてことはほぼないと思ってください。

 

助産師学校や保健師養成所に進学を迷っている時はどうしたらいい?

 

まれに、面接時に助産師或いは保健師の資格を取りたいので進学を考えているという学生がいます。僕個人としてはとても応援したいところですが、現場の看護部長・師長からすると進学するかもしれない学生を採用するのは非常に危険な賭けになります。

 

もし進学を迷われている場合は、進路指導の先生にまず相談しましょう。内定をもらった後に、進学したいという理由で辞退すると病院側と専門学校の関係性が悪くなる可能性があります。後輩たちの採用活動に影響する可能性が0ではないのでなるべく避けましょう。思い切って、希望の病院に相談するのも一つです(正直賭けですが)。親身になってくれる病院もあれば、進学するかもしれないというレッテルを貼る病院があるのは事実です。そこだけは覚悟してください。

 

ちなみに当院では、進学を希望された学生に対して面接とは別に、看護局長が面談を行なっていたりします。ですが、結論として進学を決めた場合は面接は中止、内定している場合は内定取り消しとなります。ご自身の人生ですので、たくさん悩んで、相談して、決めましょう。

 

キャリアコンサルタントの僕(まだまだ新米ですが)は、進学する学生も精一杯応援いたします!!!

 

まとめ

 

・就職活動は春に病院研究、夏に説明会・インターンシップ参加、冬に応募エントリー、翌春に面接試験と覚えておきましょう!

 

・面接は志望動機、コミュニケーション、自身の長所短所(強みと弱み)をしっかり認識したうえで、アピールしましょう!

 

・説明会とインターンシップは必ずしも参加しなくてはならないイベントではありません!

 

・助産師、保健師資格を取得のために進学を検討している方は、就職活動が本格化する前に進路指導の先生としっかり相談しましょう!

 

いかがでしたでしょうか。看護学生からの問い合わせが多い内容で、記事にしてみました。

これから就職活動をスタートする学生のみなさまの参考になれたら幸いです。

 



 



 



 



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