これから綴る体験記は、僕が新卒入社して6年目に病院の”医療事務”へ転職活動を開始し、内定得るまでの記録です。
転職体験談①、②は関連ページ、またはメニューよりご覧ください。
転職活動にはリクナビNEXTを利用しました。医療事務の求人がかなり豊富です。
⭐️本ブログのデザインは上記【THE THOR】を使用しています。
前回のあらすじ
大本命のE病院最終面接まで進むも、面接時の自己紹介にて大きなミスをしてしまう。
※詳細は前回記事参照
即日郵送された不採用通知…後悔と絶望…果たして転職できるのか??
気を取り直して転職活動再開
大本命のE病院不採用後、しばらくは最終面接時の後悔と不採用になったという現実に絶望していました。一次面接では、ほぼ内定が決まっていたような案内を受けていただけにショックは計り知れず…。
この時点で転職活動をやめるか一瞬迷いましたが、中途半端が嫌いな自分。数日後にはリクナビNEXTをまた見ていました。
この頃、書類選考はほとんど不採用になることはなくなり、面接も最終面接まで進むことができていましたが、ここで転職エージェントを利用した面談をしてもらいました。
転職エージェントを利用すると、履歴書の添削や面接のポイントなどを教えてもらうことが可能ですが、何より求人を紹介していただけるのが大きなメリットです。仕事をしながらの転職活動だったため、医療事務の求人を探すのに苦労してましたのでここは便利だなと思いました。担当のキャリアコンサルタントに条件を伝えておくと、的確に紹介いただけるので興味がある方は利用するのも一つだと思います。
私は医療事務の求人紹介よりも、面接の指導をエージェントにしてもらっていいました。ご自身で求人を探す方は、面接の指導を受けるだけでも参考になると思います。
少ないと思いますが、大きな病院では非公開求人としているところも少なくありません。医療事務の正職員は、復職を希望されている主婦層や、病院勤務を希望している未経験者にとって人気の職種であり応募が殺到するケースが多いです。僕の病院も医療事務で欠員募集すると、1週間くらいで20名くらいの問い合わせがあります。
殺到する応募をある程度抑えるために、エージェントに非公開求人を依頼する病院もありますので、そういった意味でも転職エージェントは活用したほうが良いかもしれません。僕も、通勤時間の関係でお断りすることが多かったのですが、そこそこ非公開求人を紹介していただきました。
6病院目の面接へ
気を取り直し転職活動を再開。少し遠いものの、リクナビNEXTにてF病院の医療事務求人を発見。すでに履歴書と職務経歴書は完成しているため、今までの書類を基本的にはそのまま流用し、即郵送しました。
※注意:志望動機欄がある履歴書を使用する場合は、応募する病院に応じて微妙に変えた方が良いと思います。ありきたりな内容にしすぎてしまうと書類選考で不採用になる可能性があります。
書類選考はなんなく通過。やはり参考書を見て作成した履歴書と職務経歴書は強い。
いざ一次面接へ。
F病院は300床ほどの中小民間病院で記念病院でした。ただ残念なことに訪問した時に感じた所感は
「なんか暗い」
嫌なイメージというか、なんか暗いんです。どんよりとしているというか、照明の明るさも関係していると思いますが、なんとなく元気がない印象でした。
面接会場に到着すると、そこには10名ほどの応募者が集まっていました。面接会場で初めて知ったことですが、「筆記試験と適性検査」があるとのこと。事前に案内がなかったことに、若干の不信感がありました。
面接前に筆記試験を行うこととなりましたが、その筆記試験がとにかく難しい。数学、英語、理科、社会、国語の5教科で所要時間2時間のがっつり試験。選択問題などなくほぼ穴埋め式の記述問題。英語なんかは大学受験レベルの英訳問題が出ており絶句しました。
「内容が難しすぎる…」
ほとんどペンが進まず、この時点で半ば諦めていました。同じように、他の応募者の方もペンが止まっていたので相当なレベルのものであったと思います。
その後は面接官2人、応募者1人の個人面接で、内容はありきたりな志望動機と現職の仕事内容についての確認で終了しました。筆記試験が非常に難しい一次選考でした。
結果は不採用。まぁ当然と言えば当然かと。
ただ、応募者を絞るのであれば面接はなしにして、筆記試験だけの選考にしてほしかったというのは正直なところでした。待ち時間等含め、この時3時間以上もF病院に滞在していたので。
求めている人材が、いまいち読めなかった病院でした。
7病院目の面接へ
気を取り直して7病院目のG病院へ。過去ログの「無資格・未経験で医療事務に転職した体験談①」で履歴書をしっかり作り直してからの書類選考は順調そのもので、身銭切って参考書を買ってよかったなと思いました。
G病院は150床ほどの民間病院。筆記試験、適性検査はなく一次面接で、1対1の個人面接でした。G病院は正面玄関入ってすぐに喫茶店があり、早めに到着したためその喫茶店で少し時間を潰したのですが、一次面接はなんとその喫茶店でした(笑)
いや、打ち合わせじゃないんだから。(心の声)
面接する部屋もないのかな…と思ったのが第一印象。面接自体は、志望動機と現職の経験等のありきたりな内容ではありましたが、面接場所が喫茶店という他のお客さんがいる中での面接が、なんとも言えない不快な気持ちでした。
さほど大きな病院でもなく、給与も普通。一次面接とはいえ喫茶店で面接されるという扱い。人事の方は、とても人当たりの良い方で、電話にて最終面接のご案内をいただきましたが、最初のイメージが払拭できず、通勤もかなり時間がかかるため、丁重に辞退させていただきました。
転職活動を始めて3ヶ月
転職活動を始めて既に3ヶ月が経過。トータルで7病院応募し、書類選考突破は5病院、一次面接突破は2病院、最終面接突破0という状況となりました。
季節は6月、梅雨時期の上下スーツにネクタイが本当に辛かったです。
この時期になると医療事務の求人はあるものの、若干減ってきたかなという印象がありました。見かけても遠方であったり、条件的に難しいものばかりで応募する気が起きず…。
リクナビNEXT、マイナビ転職、en転職などで片っ端から検索、ハローワークにも通い、休日はほぼ転職活動に費やすように。しかし、この6月の求人は本当に厳しく、医療事務の求人こそ多くあるものの、応募条件に「医療事務経験者」「医療事務資格取得者」というキーワードが目立ち、無資格未経験の僕にとってはそもそも応募出来ないという状況が続いていました。
それでもめげずにハローワークの求人を見ていた時、近所の病院で医療事務の応募を発見しました。応募条件は「経験者」「有資格者」と書かれており、当然僕に応募資格はありません。
しかし、この時何を思ったのか、
「応募条件なんぞ知るか!」
半ばヤケになって履歴書と職務経歴書を郵送しました。(ハローワークでは応募資格に満たしていないとのことで紹介状を発行していただけませんでした)
この判断が、後に運命の分かれ道になります。
つづく