大学職員に転職して4度目の冬が来ました。冬の楽しみの一つにボーナス(賞与)がありますが、筆者が勤務する大学でも12月に予定通り支給されました。本記事では現役大学職員の冬ボーナスを公開したいと思います。
これから大学職員を目指す方の参考になれば幸いです。
⭐️本ブログのデザインは上記【THE THOR】を使用しています。
2024年冬のボーナス額を公開
大学職員4年目、30代後半の2024年冬ボーナス支給額は
総 支 給 額 :680,764円(額面)
差引支給額:537,220円(手取り)
という結果になりました。
※大学名は伏せています。
筆者が勤務する大学の給与規定は国家公務員に準拠しています。直近のニュースでも話題になりましたが、国家公務員の2024年冬ボーナスについては、前年度比7.1パーセント上昇しています。
がしかし、人事院勧告からの閣議決定まで進んだものの、国会での法改正に間に合いませんでした。そのため、上昇分については後日追加で支給されることが発表されています。筆者が勤務する大学も、法改正後の追加支給となるため、上昇分の金額は1月の支給となってしまいました。なので、1月にまた追加で少しボーナスがもらえそうです。
さて、残念ながらボーナス上昇分は12月中に支給されなかったわけですが、無事に冬のボーナスが支給されました。額に関わらず、ボーナスがいただけることはありがたいことです。仕事を頑張ってきた甲斐があります。
それにしても相変わらず社会保険料等の控除額がすごい。総支給額が68万円に対し、手取りが53万円のため約15万円も社会保険料と所得税で持ってかれています。
夏のボーナス総支給額が695,587円でしたので、14,823円のボーナスダウンとなりました。
⭐️他、ボーナス関連の記事はこちら
2024年のボーナス総額(夏・冬)はいくらになったか
夏ボーナス:695,587円
冬ボーナス:680,764円
合計 :1,376,351円
年間の支給額としては前年比 +37,483円
という結果となりました。
前職の医療機関で勤務していた時のボーナスは夏と冬で総額80〜95万円くらいでした。なので、額面で見ると40万〜50万円ほどアップしています。昨今は他企業の全体的なボーナス額引き上げの傾向が非常に強くなっているため、平均的な額(30代の)かなと感じます。
各企業のボーナスも上昇傾向
帝国データバンクの調査によると、冬季賞与の 1 人当たり平均支給額が前年より「増加」する企業は 23.0%に微減するとの結果が出ています。微減ではあるものの、前年2023年のボーナスは全産業187社対前年同期比 1.5%増という結果であるため、高い水準をキープしているものと考えられます。業界別にみるとバラつきはあるものの、運輸・倉庫・金融・建設・製造業界が前年冬と比較して大きく上昇しているようです。
加えて、ボーナスを支給する企業は7割から8割台に上昇しており、各企業がボーナスの支給に対して積極的な姿勢を見せていることがわかります。
人材会社パーソルキャリアが展開している転職・求人情報dodaによる、社会人15,000人を対象としたボーナス支給額アンケートによると以下の結果に。
年間の平均額は前年度107.1万円より0.4万円ダウンしており、帝国データバンクの調査通り微減しているようです。
なお、以下年代別で見ると20代、30代のボーナス額が上昇しています。人事院勧告でも、若手の給与を積極的にアップさせる方針があるため、情勢もそれに沿った対応をしているのでしょうか。若手は給与が上がっているため、仕事頑張らないとですね。
※出典:doda 職種や年代でボーナス・賞与はどう変わる? ボーナス平均支給額の実態調査【最新版】
まとめ
いかがでしたでしょうか。大学職員のボーナスは上場企業みたいに多くはないけど、そこまで少なくもありません。大学の給与規定は、国家公務員に準拠しているところもいまだに多くあるようです。国家公務員のボーナスは情勢で変動しますので、極端に増えることはありません。が、極端に減ることもないため、やっぱり公務員のボーナスは安定しているなと改めて感じました。
全国の大学で定員割れが目立ち始めた昨今、法人化した大学がいつまで国家公務員と同じ給与規定で支給し続けられるかはわかりません。いずれ、独自の給与規定に変更すると筆者は感じています。
これから大学職員を目指す方の参考になれば幸いです。
⭐️他、ボーナス関連の記事はこちら
⭐️大学職員に転職する際で活用した求人サイトは以下
⭐️マイナビエージェント
⭐️リクナビNEXT