医療事務(正社員)入職2年目の月給・年収を公開

 

 

本記事では医療事務時代の月給・年収(入職2年目)を公開いたします。正職員で医療事務を目指している方の参考になれば幸いです。給与明細は全て保管しているので入職3年目以降も機会があればアップしたいと思います。

 

なお、入職2年目で僕は28歳でしたのでご参考まで。

 

 

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2016年当時の基本給

 

当時の基本給は以下となります。

 

  • 基本給:200,380円
  • 住宅手当:10,000円
  • その他手当:12,500円
  • 合計:222,880円

28歳時点で25万円を超えていないので、月給だけで判断すると同世代よりは低めの月給かなと思います。ここに残業代がプラスされた金額が月給となります。

 

医療事務給料の特徴

 

医療事務といいますか、医療機関って一般企業のように実力で給与が決まっているところは少ないです。それよりも年功序列や勤続年数で左右される傾向が強いです。なので、よほど問題のある職員でない限りは大体みんなが昇給額で定期昇給していくと思います。

 

定期昇給とは毎年決められた時期に実施される昇給のことです。一般企業に勤めていたときは努力が認められて10,000円昇給した年もあれば、あまり結果が出ず7,000円程度の昇給に留まったこともあります。全然仕事ができない社員とかだと数千円しか上がらなかったりします。

 

医療機関の定期昇給はあまり実力に左右されません。冒頭でお話しした通り、問題のある職員以外は大体同じ額が毎年決められた時期で昇給してくと思います。僕が勤めていた病院では大体6,000円程毎年昇給していました。少ないなーとは思いましたが、大きく下がることがなくほぼ同じ額が毎年昇給していくというのが特徴です。なので、◯◯年後はこれくらいの給料が貰えているという将来的な見通しも、ある意味立てやすいかもしれません。

 

簡単にまとめると、

  • 一般企業の定期昇給は実力に左右され高い年もあれば低い年もある。
  • 医療機関は毎年大体同じ額昇給するため実力等で左右される一定の傾向あり。

といった感じになります。

 

さて、前置きが長くなりましたが、2016年度の給与明細を公開していきたいと思います。

2016年4月給与明細

 

さて、2016年度スタートである4月の給与明細です。この時、僕は28歳で医療事務経験2年目でした。4月の給料は以下になります。

 

2016.4

 

支給総合計は約34万円とちょっと。税金と社会保険料を差し引くと手取りは28万円強でした。僕がいた病院は4月に毎年特殊な手当が数万円支給されるため、この月は少し多めの金額になっています。

 

2016年6月給与明細

 

次に6月の給与明細です。

 

2016.6

4月に支給されていた特殊手当がなくなった分、4月と比較すると手取りは減っています。総支給額は約27万円ですね。この月は28時間程残業をしており、約5万円の残業代が支給されて上記の金額となります。

 

総支給額が27万円なのに対して、手取りがわずか21万円とちょっとです。約6万円も税金で引かれていることがわかりますね。今見直すと割とショックです。

 

2016年8月給与明細

 

次に8月の給与明細です。

 

2016.8

 

6月の給与明細とほぼ同じ金額ですね。残業時間も大きくは変わりません。医療事務は多少残業で稼いでいる点も否めません。月初は退院患者のレセプトに加えて、現在入院している患者のレセプト請求準備もあるので残業は割と必須です。その分しっかりと残業代が出るのは嬉しいところです。

 

2016年10月給与明細

 

次に10月の給与明細です。

 

2016.10

 

総支給額が27万円を切りました。8月、6月と残業時間は変わらなかったのですが、休みが多い月でしたので出勤が少し少なくなりこの給料となっています。

 

それにしても…社会保険料、税金の控除がエグいですね…

 

2016年12月給与明細

 

次に12月の給与明細です。

 

2016.12

 

12月は残業が25時間くらいで、こんな感じの給料になりました。

 

2017年3月給与明細

 

最後に、年度末である3月の給与明細です。

 

2016.3

 

年度末でしたので残業は少し多めの34時間でした。残業代にして約60,000円ほどです。残業代ですが時給換算すると1,764円でした…低い、低すぎる。

 

さて、ここまでが2016年度の給与明細となります。平均すると大体毎月27万円くらいの額面となりました。自分の年齢くらいはもらいたいところですよね。

 

次にボーナスの支給額についても公開したいと思います。

 

2016年度ボーナス支給額

 

最後にボーナスです。僕が勤めていた病院のボーナス額は

2016年度:基本給×4ヶ月

となっております。これを夏と冬の2回に分けて支給されます。

 

  • 夏のボーナス
2016夏ボーナス

 

賞与支給計は基本給のピッタリ2ヶ月で400,760円となりました。ここから税金諸々引かれて、手取り額が318,383円という結果となりました。8万円も税金で引かれている…。

 

とはいえ、当時は半期で30万ちょっと貰えているだけで良しとしていました。新卒で入社した会社は半期で0.5ヶ月分しか支給されていなかったので…。続いて冬のボーナスです。

 

  • 冬のボーナス
2016冬ボーナス

 

賞与支給計は夏同様に400,760円ですが、税金の関係で手取り額は少し多くなり331,863円という結果になりました。

 

ボーナスの年間合計は801,520円。手取り額は650,246円という結果となりました。

 

2016年度の年収について

 

月給とボーナス支給額を公開いたしました。年収にすると大体

年収:420万円

という結果となっております。

 

当時は28歳です。20代の平均年収調べでは男性で363万円、女性で317万円(※2021年doda調査より)となっておりますので、同世代の平均よりかはいくらか多いのかなと思います。

 

まとめ

 

2016年、28歳、医療事務、正職員、入職2年目の給与を公開いたしました。毎月の給与はそこまで多くはないものの、医療機関はボーナスが比較的安定してますので、年収に換算しても低くはないかなという印象です。

 

医療事務は実際に働いてみるとそこまで給料が低いというわけではないということがわかりました。定期昇給は毎年大体同じくらいの額が昇給するのが特徴で、毎年確実に年収が上がります。ボーナスも一般企業と比べて医療機関は安定しており計算式も大きく変動しません。実際、入職から退職までの8年間で年間4ヶ月の支給を下回ったことは一度もありませんでした。

 

いかがでしたでしょうか。医療事務へ転職を検討している方のご参考になれば幸いです。

 

 

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