仕事って頑張りすぎなくて大丈夫、結構適当でOK!

 

ストレッチ

 

先日、ある中堅職員(以降、中堅さん)から愚痴をいただきました。

 

中堅さん「今の場所で5年になりますけど、上司は期日守れない人でいつもヒヤヒヤしてるんですよ。私がなんで上のスケジュール管理しなきゃいけないのかわかりませんって。私秘書じゃないし。

先輩も先輩で、役職あるわけでもないのに自分は動かず、何かと私に仕事降ってくるし…別の先輩は寝てるし、私より経験長いのに指示が欲しいとか言ってくるし、ほんと毎日イライラしてます。顔に出てるかも(笑)」

「すごい頑張ってますね^^」

中堅さん「いや、もう周りに本当にイライラしちゃって。」

 

 
中堅さんは、課の全体を把握した動きをしているようですが、上司は他部署の依頼や期日を忘たり、先輩は仕事をせずに中堅さんに仕事を振ったり、サボっていたりと気苦労が絶えない様子でした。

それだけでなく、中堅さんは先輩や上司が忙しい時は、常に声をかけてフォローすることを心がけているようです。ですが、逆に中堅さんが忙しい時は、先輩や上司は声をかけてくれないそうです。それもイライラを増長させる結果になっている様子でした。

 

「中堅さんは、今の課で一番若いのに、上司と先輩の動きをちゃんと見ていて、今ちょっと話聞いただけですけど、本当に頑張ってるなって思います。すごいですよ。でも、今の仕事もっと手を抜いても良いと思いますよ。」

中堅さん「ん〜他の人にもそう言われたりするんですが、手を抜いても良いもんですかね」

「そう。ちょっと適当くらいでいいんです。真剣にお仕事されている中堅さんからすると、あまり気が乗らないかもしれませんが。」

 

 

⭐️本ブログのデザインは上記【THE THOR】を使用しています。

 

 

仕事はちょっと適当くらいがちょうどいい

 

仕事が適当で良いなんて、抵抗がある方もいると思います。でも適当くらいがちょうどいいんです。もちろん、大事な顧客との商談や、病院のような”人の命”に関わる場面で、適当が許されるわけありません。

僕が言いたいのは、大事なところは本気を出す。手を抜いても問題ないことは、手を抜きましょうということ。

10ある仕事を全部本気でこなす方がいますが、今は人生100年時代。少なくとも30年以上働かなくてはならない昨今で、馬鹿正直にアクセル全開で仕事をして、体が持つわけがありません。

 

今回のケース、僕ならどうするか

  • 上司が期日や仕事を忘れている ⇨  知ったことではありません。中堅さんの責任は一切ありませんので無視しましょう。
  • 先輩が仕事を振ってくる ⇨  中堅さんのほうが沢山仕事してるんですから、先輩のほうでお願いしますと遠慮なく伝えましょう。
  • 先輩が寝ている ⇨ 寝不足なんですか?と嫌味の一つでも言ってみましょう。
  • 先輩が指示を仰いでくる ⇨ ご自身で判断してください。私は後輩なので、逆にご指導お願いしますと伝えましょう。

 

たったこれだけで、仕事量が結構減りますね。もちろん、上司や先輩からは「いつもやってくれてたのになんでだよ!」となるかもしれませんが知ったことではありません。こんなことで嫌われたり、パワハラにあうような部署なら、早々に上層部に報告しましょう。大丈夫です。皆、あなたを頼りにしているということは、あなたが仕事出来る方なのですから。

 

不安や不満を抱えて仕事をしている方って、それだけ仕事に対して真剣に向き合い、考え、悩み、結果を出してきた方です。その経験は資格なんかよりも、とても大きな財産になっています。最悪「転職」という選択をしたとしても、きっと活躍出来るはずです。

 

頼りにならない上司や先輩への対策

 

上司や先輩はどんなに注意したって変わりません。30代や40代くらいになると、もう人格や性格って固まってしまうんですよね。何を言ったって痛い目を見ないと変わりゃしません。痛い目を見ても変わらない方もいたりするくらいですから。

 

僕の病院でも、なぜか期日を守れない主任さんがいて、いつも部長に怒られています。最初は優しく指摘していた部長も、3回、5回、10回と続くにつれて口調も厳しくなってきますが、当の主任はその時はしおらしくするものの、次また同じミスを繰り返します。これって厳しいことを言ってしまいますが、直せないんです。当の主任も苦しい思いをしているかもしれませんが、どうしても”優先順位”を考えて仕事ができないんです。

 

世の中にはこういった方が少なからず存在します。なので、こういう方もいるんだと「期待しない」ほうがずっと楽なのです。

 

今回の中堅さんのケースは、もう上司や先輩に期待しないほうがいいでしょう。それで課に問題が発生したとしても、中堅さんの責任ではありません。むしろ、上司や先輩に役職を与えている上層部に責任があります。中堅さんはご自身の業務を真剣にこなせば良いのです。上司や先輩から正当に評価されていないと感じたら、思い切って異動願いを叩きつけましょう。

 

リフレインしますが、上司や先輩は変えられませんし変わりません。でも自分は変えられます

 

僕の意見が全てではありません。上司や先輩を放って置けないということであれば、自分に納得したうえで今後もフォローすれば良いですし、現状に不満があれば、私のようなやり方ではなく、上司や先輩と向き合って腹を割って話し合っても良いのです。その考え方は自分自身でしかできません。なぜなら、上司や先輩は変わらないからです。

 

本気でやる仕事、手を抜く仕事 一例 

 

本気でする仕事

  • 命に関わる仕事
  • 大事な商談相手がいる仕事
  • 期日が設けられている仕事
  • チームで一丸となって行う仕事で、かつ役割があるもの
  • 重要かつ緊急性の高い仕事
  • 手を抜いてしまうと、誰かに迷惑がかかる仕事

 

手を抜いても問題ない仕事

  • 企画書や提案書 ※必ず指摘が入るため、最初は60点くらいのもので良い
  • 重要でもなく、緊急性もない仕事 ※いつまでに行う仕事なのかは、きちんと把握しておく必要あり
  • 期日に余裕がある仕事 ※期日に間に合えばOK
  • 誰にも迷惑がかからない仕事 

 

だれかの迷惑になるような仕事は、決して手を抜いてはいけません。ですが、自分自身にしか課せられないような仕事であれば手を抜いてみましょう。

 

大事なことは頑張りすぎないこと

 

とにかく仕事って、頑張りすぎないこと!人間がアクセル全開で走り続けるのは不可能です。だって30年以上も働くんですし、どこかで手を抜く手段を今のうちに身に付けておかないと、年齢を重ねた後に辛い思いをします。

 

頑張りすぎて、人より倍のスピードで仕事をこなせば、他の人よりも仕事が振られますし、いいことないです。もちろんそれが人事考課できちんと評価されるなら話は別ですが、人より多く仕事をしたくらいでは、なかなか評価が上がらないのが現状ではないでしょうか。

 

個人的には70%くらいの実力で十分です。30%は手を抜きましょう。自然と仕事量がコントロールできるようになり、今回の中堅さんのケースのように、適切な仕事の割り振り(上司の仕事は上司、先輩の仕事は先輩がやる)ができれば、自分自身にスキマ時間が生まれ、今まで目を向けられなかったことにも取り組むことができるかもしれません。

 

仕事で手を抜くことは、決して悪ではありません。冒頭でもお伝えした通り、本気を出すところ、手を抜くところのメリハリが重要なのです。

 

まとめ

 

「上司なんかほっといて、今日は定時で帰りましょ」

 

中堅さん「そうします(笑)」

 

「そうしましょう」

 

今回の場合、中堅さんの話しか聞いていないため、どちらが正しいのかはわかりません。もしかしたら上司や先輩は、中堅さんに仕事を任せる意図があったりしたかもしれませんし、中堅さんもその意図を汲み取れていない可能性だってあります。

 

お互いコミュニケーションが不足すると起きる誤解が沢山あります。

 

ただ、頑張りすぎているんじゃないかなと感じたので、今回このような話を中堅さんにしてみました。

 

社会人にとって、仕事は生活していく上で避けては通れません。多少の我慢も必要ですが、不必要な我慢で自分を追い詰めてしまうと、体調不良やうつ病などの病気になってしまい、それこそ仕事どころではなくなります。

  

大事なことは仕事のメリハリ! ここは本気出す! ここはちょっと手を抜く! これで自分自身の動きをコントロールできると、視野が広くなって仕事の進め方や考え方が変わってきます。もう何度もリフレインしていますが、他人を変えることは難しくても、自分を変えることはいくらだってできるんです。

 

この記事を見てくださった皆様。お仕事お疲れ様です。どうか頑張りすぎないでください! 疲れたら手を抜いて、スキマ時間作って休みましょう。 僕は今日も70%で頑張ってます!

 



 



 

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