今回は人事がお伝えする、面接前に気をつけたい事項をお伝えしたいと思います。
※あくまで当院の基準であり、必ずしも他施設が同じ基準とは限らないことをご理解ください。
⭐️本ブログのデザインは上記【THE THOR】を使用しています。
身だしなみ編
外見だけで判断しているわけではありませんが、第一印象はとても大事です。
「人間は見た目じゃない、中身だ」と言う方もいますが、そういう方に限って寝癖や服の汚れなど、不潔な印象を持たれがちです。
ここでは身だしなみについて少しまとめてみました。
【女性の場合】
髪はスッキリまとめて目にかからないよう調整し、化粧も濃すぎずナチュラルな方が好印象です。髪の色は茶髪厳禁(新卒は特に)ですので面接時は注意しましょう。転職の場合は、多少茶髪でも私は気になりませんが、他面接官が気にすることもあるため、暗めにしておいたほうが無難です。
なお、ネイルは茶髪以上に絶対厳禁です。医療機関に限らず、一般の企業も、お仕事をする際には足と手を使います。その手は必ず誰かが見ています。ネイルは不快に思う方が一定数存在することを肝に銘じ、面接時のネイルは絶対に避けるようにしてください。
【男性の場合】
男性であれば髭をしっかり剃って、清潔感を出しましょう。髪の毛は短髪が無難です。少々長くても、採用基準に左右されないと思いますが、面接の時くらいはさっぱりとしたほうが良いでしょう。目立つ白髪も、なるべく対処しておいた方が良いと思います。とにかく男性は清潔感を出すように意識してください。
【男女共通事項】
よくスーツにシワがあるとダメ、みたいな話を聞きますが、これは都市伝説じゃないかなと思います(笑)
面接中にスーツのシワを確認する余裕って実は全くありません。余程ヨレヨレでなければスーツのシワはあまりに気しなくても良いと思います。スーツ自体も高級なものでなくて大丈夫ですので、清潔感だけは出るように心がけましょう。
ちなみにスーツの色ですが、新卒なら黒のスーツがベストです。転職であれば黒、またはグレーが良いと思います。
面接会場 入退室編
ここで入室時の基本としてまとめてみました。入室はまさに面接官と初めて対面する瞬間でもありますのでしっかり押さえておきましょう。
【面接官の待つ部屋に入室する場合】
①ノックを3回行います。そこで「どうぞ」と声をかけられたら入室しましょう。時々ノック2回の方がいたりしますが、面接などの場合は3回が良いとよく言われています。面接の基本と認識しておきましょう。
②入室後は椅子の横に立ち、名前と希望職種をお伝えし、「本日はよろしくお願いいたします」と面接官に伝えましょう。お座りくださいと言われたら椅子に座ります。緊張して、どうぞと言われる前に座らないよう注意してください(笑)
※ちなみに、国際標準マナーというものがあって・・・
ノック2回はトイレ用のノック
ノック3回は親しい相手
ノック4回は礼儀が必要な相手
とされているようで、上記の基準で行くと4回が正しいようです。主に海外で適用されているマナーのようですが、日本ではやはり3回が主流と思います。
【先に会場に案内されて、面接官を待つ場合】
訪問時、受付の方に面接会場(部屋)まで案内され、面接官を待つケースがあります。この場合は、大人しく部屋で面接官を待ちましょう。この時に注意したいのが、
座らずに待つこと。
面接官と初めて対面する瞬間ですので、待つ際はしっかりと背筋を伸ばし、入り口に身体の正面を向けて待機しましょう。
案内する方が「おかけになってお待ちください」と言ってくれることがほとんどと思いますが、立って待機していた方が好印象です。他の応募者と差をつけるポイントになりますので是非実践してみてください。
【退室時】
扉の前で立ち止まり、面接官に向かって
「本日はお時間いただきありがとうございました。失礼いたします」
と言って退室しましょう。
表情編
笑顔がなく、会話をしても弾まないような雰囲気ではすぐに評価は下がります。どんな仕事も人あってこそですので、コミュニケーション能力は面接時にアピールしなければならない重要なポイントです。
愛嬌や愛想がなければ面接突破は難しいと肝に銘じておきましょう。
苦手な方はとにかく場数を踏んで経験値を踏むこと。とにかく笑顔の練習です!
周りの、話し方が上手い方を参考にするのも一つの手です。
集団面接をしたりすると、一際話すのが上手な方がいたりします。面接中にそんな余裕ないと思うかもしれませんが、慣れてくると周りを見るだけの余裕も生まれます。自分の発言も大事ですが、同じく面接を受けている同志たちが話した内容も、しっかり聞く耳を持つようにしましょう。
面接時の受け答え編
面接時の受け答えについて、重要な点だけポイントを絞ってお伝えします。
【話に具体性を持ち、ポイントを絞って伝える】
質問に対して、内容盛りだくさんで答える必要はありません。逆にあれもこれもと話をしてしまうと、逆に具体性がわからなくなる可能性があります。緊張していると尚更ですね。
話はポイントを絞り、そこに具体性を持たせて話をするようにしましょう。面接官が興味を持てば、またそこから派生した質問をしてきますので、同じように具体性を持たせて話をすれば良いのです。無理に話題を自ら広げる必要はありませんので、ここは注意しましょう。
【結論からまず話しましょう】
話は結論から話し始めると、相手は内容を聞きやすいと感じます。普通の会話なら「起承転結」がセオリーですが、面接では「結起承転結」が良いと思います。
自己PRの際、例えばコミュニケーション能力をアピールしたい場合は、
- 私はコミュニケーション能力には自信があります。
- 私は学生時代、バイトでリーダーを努めました。
- リーダーとしてシフト管理を任され、他バイトメンバーとの調整に非常に苦労しました。
- 私はシフトの調整を円滑にこなすため、バイトメンバーとは偏ることなく、皆んなとシフトに入るよう心がけました。
- そのため、コミュニケーション能力が養われ、どの年代の方とも信頼関係を築くことができます。
こんな感じですね。
面接官からすると、まずコミュニケーション能力が高いんだねと認識し、その後にその根拠を説明されるためとても内容が入ってきやすいです。
面接は
結・起・承・転・結
です!覚えておきましょう!
面接の時に絶対にしてはいけないNG 10選
良かれと思っても、面接官に悪印象を持たれることがあります。
- 予定の面接時間よりもかなり早く来る(15分以上前)
- 遅刻する
- 挨拶をしない、名乗らない
- 話を盛る、一方的に喋る、早口
- 無理な業界、IT用語などを使う
- 椅子の背もたれにもたれかかる
- 待機中にスマホをいじる
- 喫煙※タバコの匂い
- 下を向きがち、覇気がない
- 返事が淡白、話が盛り上がらない(又は盛り上げようとする気持ちがない)
1の予定の時間より早く着くって、遅刻するよりマシじゃんと思いますよね。でも面接官側からすると、面接の時間に合わせて準備をしたり、他の業務をこなしていたりするため、早く来られると予定を調整しなければなりません。その時点で、「相手の都合を考えない人」と認識されてしまいますので要注意です。
5の無理な業界、IT用語を使用する方も中にはいたりしますが、面接では厳禁です。なぜなら相手に伝わらない可能性があるからです。「それって、どういう意味?」という質問があった場合、自分の発言が一度で理解されなかったということになりますので、相手には最初から伝わるように意識して話すよう心がけましょう。
6の背もたれは、油断するとしてしまいがちです。面接は背筋ピン!でいきましょう。ピン!してると対面ではとても綺麗に見えます。好印象です♪
9の下を向きがち、覇気がないのも悪印象です。面接官の目を常に見るように意識し、たまに視線を外す程度でいきましょう。下を向きがちな方は、自信なさげに見えます。
最後に
いかがでしたでしょうか。簡単ではありましたが、面接時に気をつけたい5項目を記事にしてみました。
特に最後の「絶対にしてはいけない10選」は、面接時に注意しましょう。一度悪印象を持たれてしまうと、その後に巻き返そうとしても、悪い印象が覆ることがないのが現実です。
面接ではまだまだお伝えしたいことがありますが、また別の記事でお知らせできればと思います。